公開講座:2016年8月27日(土)13:00~ 茗渓会館5F会議室
展示:2016年8月22日(月)10:00~28日(日)15:00 茗渓会館5F会員ラウンジ
テーマ「科学研究費による研究成果公開-嘉納治五郎と孔子祭典」
―湯島聖堂本尊孔子像の彩色復元資料を中心に-
欧米視察を行った岩倉具視をはじめ、明治の政財界人また教育者は近代日本における道徳の在り方を模索し、斯文学会を創立した。孔子の学問にもとづいた思想の涵養を目指し、国家の基礎を固めようと谷干城らの参加を得て明治13年に発会した。その象徴である孔子祭典を行う孔子祭典会が明治40年に発足。谷干城ら元老の人々の期待を背負い、嘉納治五郎が祭典委員長として陣頭指揮を執ったのである。高等師範学校を前身とする筑波大学ならではの復元研究、嘉納治五郎と日本の孔子祭典の魅力に迫ります。