筑波大学宿舎祭「やどかり祭」は、今年で40回目を迎え、去る5月30日(金)31日(土)の両日実施されました。近隣の商店や紫峰会からの支援を得て、約250人にのぼる学生による実行委員会が企画・運営しました。第40回という節目の今年、実行委員長に苦労ばなしを寄せていただきました。なお、筑波大学学生宿舎は、茗渓会の関連法人である筑波学都資金財団が管理運営を行っています。
拍手喝祭「いい祭りだった」と称賛しあえるように
第40回宿舎祭「やどかり祭」を終えて
第40回宿舎祭実行委員会委員長
滝本 壮大今年は第40回という節目を迎えた宿舎祭でしたが、両日とも天気に恵まれ、たくさんの方々に来場していただくことができました。宿舎祭は、新入生を中心とした学生同士の交流、また学生以外の方々にも祭に参加していただくことで、学生と地域の交流の場となることを目的としています。また、今回の宿舎祭のテーマは「拍手喝祭」でしたが、祭を称賛の拍手であふれるようなものにしたいという思いから決めさせていただきました。
今年は40回を記念して、40回記念企画「福男レース」を行いました。わかりやすく、インパクトのある企画を行いたいと考えていたため、企画立案の段階で多くの企画案が挙がってはボツとなりました。そんな中、ルール、内容が単純明快で、メインストリートを大人数が駆け抜けるという迫力のある福男レースという案があがり、行うことになりました。安全面やルートの確保など、様々な問題がありましたが、多くの方々のご協力があったからこそ、当日はけが人を出すことなく、無事に行うことができたのだと思います。福男以外にも御輿企画やゆかたコンテストなど、様々な企画を行い、成功させることができたのも、出演してくださった皆様、そして来場してくださった皆様のおかげです。このように振り返ってみると、第40回はテーマと目的の両方をかなえ、委員だけでなく来場してくださった皆様とともに祭をつくり、最後には祭にかかわった全員が、いい祭だったと称賛し合えるようなものにできたのではないかと思います。またこの祭によって、新しいつながりができ、皆様のこれからの生活をより良いものにする手助けができたのではないかと思います。
最後にこの場をお借りして、開催にあたってご協力いただいた方々、来場してくださった皆様、そしてともに祭をつくってくれた仲間にお礼を述べたいと思います。今までの40年の積み重ねを無駄にせず、これからも宿舎祭が、学生や地域の身近なものとして愛される“祭”となることができるようにしていきたいと思います。