一般社団法人 茗渓会

筑波大学同窓会
筑波大学/東京高等師範学校/東京文理科大学/東京農業教育専門学校
/東京体育専門学校/東京教育大学/図書館情報大学/図書館短期大学
2015年1月28日掲載

茗渓・東西南北「茗渓会宮城支部開催の報告」

講演会講師 眞田久氏

講演会講師 眞田久氏
(昭和54年筑波大学体育 昭和56年筑波大学修士課程体育 筑波大学体育専門学群長・教授)

筑波大学 眞田 久先生の講演

茗渓会宮城支部には、東京文理科大学・東京教育大学・筑波大学を卒業し、現在宮城県内に住所または職場がある方々を中心に、350名余りの会員が登録されています。

しかし、例年総会並びに懇親会への参加者数が、地域組織等の全会員の1割程度と伸び悩み、同時に参加メンバーの顔ぶれが例年変化しないという課題を抱えていました。そこで今年度は、総会参加メンバーの拡大と活動の活性化もかねて、茗渓会本部より支援を受け、初の試みとして支部主催の講演会を実施しました。講師は筑波大学体育専門学群長・教授の眞田久先生です。

講演会は、40名弱の支部会員を中心とした聴衆を迎え、「2020東京大会と筑波大学」というテーマで、1時間余りの講演時間で実施いたしました。

眞田先生には、内容を次の四つの項目に分けて講演を頂きました。(1)現在の体育専門学群 (2)3回の東京招致とTSUKUBA (3)2020東京大会への展望 (4)つくば国際スポーツアカデミーです。

講演は、大好評でした。終了後には早速質問も出て、興味関心の高さを感じることができました。真田先生には、心より感謝申し上げたいと思います。

地域組織等の活性化と 総会参加者の増加のための取り組み

総会への参加者数の減少と、参加メンバーの固定化は、宮城地域だけに限ったことではないと思われます。価値観の多様化と、個人ベースでの行動の割合が増えた現代では、組織のしがらみを嫌ったり、同窓会という組織での活動に意義を見いだせないということもあるのかも知れません。しかし、近年の宮城での総会では、若干ではありますが、初めて会に参加する会員や若手の会員の出席参加が増えつつあります。

若手が増えた最大の要因は、人的なつながり、いわゆるコネと口コミです。東京の事務局でもまだ把握していない卒業したての宮城県内在住の茗渓会会員については、本人に案内状が届いていない場合でも、例えば案内が届いた会員が、職場等で後輩を誘って参加するケースが増えてきています。

こうした活動が少しずつにではありますが、若手会員の増加につながってきていると受けとめています。

あとは、総会や懇親会に参加した若手会員が、初めて参加した総会や懇親会が「面白かった」「参加してよかった」と思えるような魅力ある総会にしていくことが、これからの課題であると考えています。

また、宮城では、東日本大震災発生後に震災の被害を受けた会員のため、募金を募り、義援金を差しあげました。その際は、援助を受けた会員の皆さまより多大の感謝の言葉を頂きました。宮城県を含む東北地方は、まだ復興最中です。それも踏まえて、今後の活動については様ざまな企画を考えて、充実した活動を実施していきたいと思います。

宮城支部 庶務担当幹事
佐々木 洋(昭59筑修環境)記

註・本稿は紙面の都合上、季刊誌「茗渓」編集部によって要約しました。ご了承下さい。