神奈川茗渓会総会は、本年度も例年通り、7月第一土曜の4日(土)に横浜中華街にあるローズホテル横浜で開催しました。
例年、10:00から総会提案議題を審議する役員会、続いて総会・講演会、そして、懇親会というスケジュールで、おおむね15:00でお開きとなります。
今年の総会は、例年と異なり、筑波大学の石隈副学長と茗渓会本部の西川副理事長を来賓としてお迎えし、日頃聞けない大変参考になるお話を聞くことができました。
お二人のご出席は、茗渓会と筑波大学の共同プログラムとして、各県茗渓会と大学や本部茗渓会との連携を促進するために実施されているもので、大学・茗渓会のいずれもトップの人が地域の会合に出席する事業の一環としてご出席されたものです。
筑波大学の11の附属学校全体の統括責任者でもある石隈副学長は、従前から神奈川県立総合教育センターの講師などで本県との関わりも深く、筑波大学が現在進めている未来構想大学としての筑波大学の将来と国際バカロレアの導入というテーマでご提言をいただきました。
西川副理事長からは、茗渓会の現状や今後の課題についてお話しいただき、本部と地域との連携の必要性を再認識いたしました。
総会の議案は、①前年度の事業・会計の報告、本年度の事業・予算案の審議、②神奈川茗渓会活動の活性化に向けて、役員構成の改編、組織の拡大の方策、財源の確保等の懸案についての提案に対して、出席者からの賛成をいただきました。
また、報告事項としては、去る5月21日(木)に行われた第4回茗渓会定時総会について、出席した代議員から報告がありました。
総会の後の懇親会では、石隈副学長は東京の筑波大学大塚キャンパスで、会議があるためご退席されましたが、西川副理事長は川崎高校卒業でもあり、本県と深い関係があることから、懇親会でも会員の皆さんとも和やかに親交を深めていただきました。
今回の出席者は、昭和28年文理卒のお二人の先輩が最高齢で、高師卒の先輩のご出席が無く残念でしたが、筑波大卒まで老若男女が集い、和やかに懇親を深めました。
しかし、テーブルを回りながら会員たちと杯を交わす中で、筑波大学出身の会員から、もっと若い人の出席を進めて欲しいという言葉を聞きました。
神奈川茗渓会としては、教員希望の学生に対する支援を、受験前から2次試験対策まで行っており合格者の総会への出席も増加していますが、今後とも、若い会員の出席の更なる促進を進めていきたいと思っています。
総会の内容は、9月に発行する神奈川茗渓会の会報「茗渓かながわ」第7号に掲載し、本県会員の中で連絡のつく約1,300名に送付しました。
神奈川茗渓会 会長 清水 進一(昭43教大数)