茗渓会は毎年、すぐれた社会貢献活動を行っている個人および団体を「茗渓会賞」として顕彰する事業を行っていますが、11月25日(土)第16回の顕彰式は、筑波大学を会場にして行いました。本年度の受賞者は別記のとおりですが、そのうち本学学生の「盆LIVE2017」の活動をしているグループは、盆踊りとバンド演奏をかけあわせた新しいイベントを通じて地域の絆づくりに尽力しています。グループの代表に茗渓会賞顕彰式に出席しての感想を寄せていただきました。
「繋がりの大切さ」改めて実感した茗渓会賞顕彰式
T-ACT企画「盆LIVE2017」
代表:喜瀬 沙織
寒さを吹き飛ばすようなきれいな青空のもと、11月25日に筑波大学・大学会館にて、第16回茗渓会賞顕彰式が執り行われました。多方面で社会活貢献活動に尽力されている団体・個人が顕彰され、つくば市内にとどまらず、他の市や県、さらには海外で活躍された方もおりました。今回、私たち「盆LIVE」もそのような方々の一員として顕彰式に参加させていただきました。私たち「盆LIVE2017」は、2015年に筑波大生を中心に発足したT-ACTの団体で、盆踊りのお祭りを開催しています。今年の9月には、研究学園駅前公園にて、第3回目のお祭りを無事に終えることができました。皆さんは、「盆踊り」と聞いてどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?私たちの運営する「盆LIVE」は、「盆踊り」と「バンド演奏」を掛け合わせた全く新しいお祭りで、「つくばに住む様々な人々が楽しみ、関わり合えるように」との想いで活動しております。老若男女、国籍も関係なく気軽に参加できるようにと、曲目は盆踊りの古典から、洋楽やJ-POP、アニメ曲などバリエーション豊かにし、踊りの振付けは、古典はもちろんのこと、つくば市の地域の盆踊りを取り入れたり、オリジナルを創ったりと工夫を凝らしています。また、運営は地域の商工会や、ボランティア団体の方々などから協力を得て成り立っています。「協力してもらうからには、こちらも何かイベントがあれば手伝いに行く」という姿勢で、これまでにつくば市の様々なイベントにも関わらせていただき、地域とのつながりを広げてきました。
今回は、こうした私たちの活動に対して茗渓会賞を頂くこととなり、とても光栄に思います。顕彰会後に開かれた祝賀会においては、他の顕彰された皆様の活動に対する熱い思いを伺うことができ、私たちとしても学ぶところが多く、また新たなつながりの機会ともなりました。
顕彰された皆様は、自分の活動に対する熱意と行動力をもち、謙虚に活動を継続されてこられた方々ばかりでした。活動をするきっかけや、エピソードなどを語り合い、胸を熱くする場面もありました。自分たちの知らないところで、こんなにも熱い思いを抱き、活動する人々がいることに感動しましたし、今後の活動の刺激にもなりました。こうした方々に会い、互いの経験を分かち合い、励まし合ったりすることで、改めて繋がりというものの大切さを実感いたしました。最後に、私たちの活動を評価してくださり、素晴らしい交流の機会を与えてくださった茗渓会の方々に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
茗渓会賞(社会貢献活動功労者)顕彰者一覧(順不同・敬称略)
団体
無人の町だった小高区の再生のために河津桜植樹活動
「おだか千本桜プロジェクト」
(会長 佐藤 宏光)
「国際都市つくば」で外国人支援と国際交流
国際交流ボランティアグループ「虹の会」
(代表 宮本 みち子)
生きづらさを感じ居場所を求める子どもたちに寄り添う活動
「KAKECOMI」
(代表 鴻巣 麻里香)
盆踊りを通して地域との交流を深めるための企画・実施
「盆LIVE2017」
(代表 喜瀬 沙織)
個人
パソコン点訳を多数完成させ読書の喜びを視覚障害者に伝える活動
東 久美子
絵本の読み聞かせで食物アレルギーの啓発活動
栗田 洋子
貧しい人々に自活の道をとフィリピン支援に奮闘
今田 勝
数々の災害ボランティア活動に尽力
米沢 智秀
(公益・広報等委員 早川)