日時 2017年12月20日(水) 19:00~21:30
場所/茗渓会館4階 新泉の間
懇親会/茗渓会館1階 カフェ&レストラン
参加/36名
話題提供者 田中修さん
(株)フーズプランナー 常務取締役 事業推進本部長
1979年 第二学群 農林学類 卒業
題目「にわとりの世界」
田中さんは、筑波大学第二学群農林学類の第1期生として入学し、生物資源生産学を学ばれ、また、体育会ヨット部の部員としても活躍されました。卒業した1979年に鶏肉専門商社に就職され、その後、2005年に現在の会社の設立に関わられています。
現在は、複数のグループ会社で監査役も兼務されており、生産から流通まで、食肉ビジネスの世界でまさに幅広く活躍されています。
当日は、事前に「『とりヴィアチックなにわとりヒスとりア』をおはなしします!」とおっしゃっていただいたとおり、鶏肉の生産・流通・消費のお話をご用意いただいた詳細な資料に基づきご紹介いただきました。
特に、ご自身がご経験されたタイ・アメリカ・ブラジルにおける鶏肉の輸入ルート開拓のご苦労は、当時の時代背景や世界情勢・地域事情と絡んで、まさに「鶏肉ビジネスのヒストリア」として知ることができました。
また、その他、「日本ではモモ肉が好まれるのに対し、欧米では主にムネ肉のみが食されていること」「最近コンビニで見かける『サラダチキン』は、日本におけるムネ肉の消費用途としてノーベル賞級の新発明であること」等、これまで知ることがなかった鶏肉についての様々なトリビアをご紹介いただきました。
参加者36名(うち現役学生も4名参加)とこれまでの産業人会の最多となり、たいへん賑やかな会となりました。また、参加者全員に、田中さんのご厚意で、監査役を務めておられる「株式会社岩手チキン工房」特製の「国産鶏の骨付きモモ肉を焼き上げたローストチキン(2本)」、ならびに、新商品の「山賊焼き(5本串)」というたいへん豪華なお土産(クリスマスプレゼント)をいただき、2017年の「トリ」を飾るにふさわしい会となりました。
事務局子も帰宅して後、早速に家人と食しましたが、これがまた本当に美味。今後は我が家の定番として、直接会社の方から購入したいと思う逸品であることも、皆さんに謹んで報告させていただきます。