武田 健太郎さん

日時／2018年10月17日(水) 19:00～21:30
場所／茗渓会館4階 新泉の間
懇親会／茗渓会館１階 カフェ＆レストラン
参加／32名
話題提供者／武田 健太郎氏
武田健太郎法律事務所　代表
2004年 体育専門学群 卒業

題目「意外と身近にある法律問題　～“体専”から弁護士を目指した理由とともに～」

今回は、弁護士の武田 健太郎さんにお話をいただきました。

武田さんは、現在、銀座にご自身の事務所を構える新進気鋭の法律家ですが、ご出身は体育専門学群で、蹴球部のトップチームに在籍し、2002年、2003年の全日本大学選手権大会（インカレ）の連覇に貢献されています。2004年の卒業後、ＪＦＬ（日本フットボールリーグ）の名門「横河武蔵野ＦＣ」に入団。１年間サッカー選手として活動された後、キャリア目標を大きく転換し、現在に至っています。

当日は、まず、サッカー選手時代の筑波の思い出のご紹介から始まり、「どうして一念発起して法律家を志すことに至ったのか」、そして、「どのように猛烈勉強の日々を送ったのか」について、さまざまなエピソードを交えてご紹介いただきました。

特に、「何ヵ月も一心不乱に勉強した末に『司法試験』を受けた際、試験会場への往復を普通にしただけなのにもかかわらず、翌日にとんでもない筋肉痛に襲われ、いかに机にかじりついたまま動かない勉強生活を送っていたかを思い知った」といったお話など、受験勉強の大変さとともに、武田さんのアスリートとしての並外れた集中力をうかがうことができるエピソードを聞かせていただきました。

後半は、「パワハラ」「セクハラ」「交通事故」といったまさに「意外と身近にある法律問題」について、武田さんの経験に基づく事例とともに「遭遇したときの注意点」をご紹介いただきました。参加者からも、「電車内で痴漢を疑われた場合は、どうすることが最善か？」といった切実な質問もあり、その対処方法について、一同、真剣に聞き入っていました。

また、「今、世間を騒がすスポーツ界の『パワハラ問題』」についての質問もあり、話は武田さんの話題提供の時間にとどまらず、懇親会の場においても「『学生スポーツ』の在り方を巡る議論」へと発展していく様相も見られ、いつものように大変盛り上がった「産業人会」となりました。