日時 2018年12月19日(水) 19:00~21:30
場所/茗渓会館4階 筑波の間
懇親会/茗渓会館4階 新泉の間
参加/37名
話題提供者 田中 修氏
株式会社フーズプランナー 常務取締役 管理本部長
1979年 第二学群 農林学類 卒業
題目「にわとりの世界“プレイバックPart2”ローストチキンの製造現場から」
今回は、「にわとりの世界“プレイバックPart2”」と題し、昨年12月と同じく「株式会社フーズプランナー 常務取締役」の田中 修さんに話題提供の「トリ」を飾っていただきました。
田中さんは、筑波大学第二学群農林学類の第1期生として入学し、生物資源生産学を学ばれました。卒業した1979年に鶏肉専門商社に就職され、その後、2005年に現在の会社の設立に関わられています。現在は、複数のグループ会社で監査役も兼務されており、生産から流通まで、食肉ビジネスの世界でまさに幅広く活躍されています。
昨年は主に「鶏肉の流通」の話題を中心にお話しいただきましたが、今年は「鶏の解体の機械化」等、田中さんが監査役を務めておられる「株式会社岩手チキン工房」における食品加工の製造現場のご様子をご紹介いただきました。
初めに、生鳥の受入から製品として出荷するまで、わずか1時間15分で行われるプロセスの全体像をご説明いただき、その後、その中における「鶏肉解体工程」のフローを動画を交えて具体的にご紹介いただきました。
一羽の鶏が、まずは「手羽元」「手羽先」を切断し、その後、上半身が「ムネ肉」「ささみ」「やげん軟骨」に、下半身が「もも肉」「ひざ軟骨」といったおなじみの部位に解体されていく内容について、ワクワクする思いでうかがいました。
また、解体後の整形や検品工程の厳密さ、特に「X線検査装置」を使った「残骨の確認→除去」の工程等については、「生真面目」に「安心・安全を心がけて」という食品加工の現場の最先端を教えていただき、参加者一同、感嘆するばかりでした。
ただし、まことに残念なことに、田中さんのパソコンと会場のプロジェクターがうまく接続できず、せっかくご用意いただいた動画を大きなスクリーンに充分に投影することができませんでした。
事務局として、この場を借りて田中さんならびに参加者の皆さんにお詫び申し上げます。
また、本年も田中さんのご厚意で、「株式会社岩手チキン工房」特製の「国産鶏の骨付きモモ肉を焼き上げたローストチキン」「山賊焼き」ならびに「ハーブチキン」をクリスマスプレゼントとして参加者全員にいただきました。その美味しさについては、もはや説明する必要はないものでしょう。帰宅してからの皆さんの満足な顔が目に浮かびます。