日時 2019年1月16日(水) 19:00~21:30
場所/茗渓会館4階 新泉の間
懇親会/茗渓会館4階 筑波の間
参加/24名
話題提供者 細谷 洋氏
セントラルスポーツ株式会社 営業本部 健康サポート部 シニアマネージャー
1988年 体育専門学群 卒業
題目「フィットネス業界と健康経営 ~セントラルスポーツの挑戦~」
本年の最初を飾る今回は、「フィットネス業界と健康経営 ~セントラルスポーツの挑戦~」と題し、「セントラルスポーツ株式会社 営業本部 健康サポート部 シニアマネージャー」の細谷 洋さんに話題提供していただきました。
細谷さんは、1988年に体育専門学群を卒業して「セントラルスポーツ株式会社」にご入社。同社は1983年に日本初のフィットネスクラブを開設し、ビジネスとして大きく展開し始めたところで、細谷さんは入社後、「0歳から一生涯の健康づくりに貢献する」という経営理念の下、同社の「フィットネス事業」の発展とともに歩まれています。
当日は、まず、「フィットネス業界」の現状について、「施設数:約4,900店舗」「会員数:約424万人」「売上高:約4,470億円」と、具体的な数字を交えながら詳しくご紹介いただきました。現在も店舗数は増えているものの「プール付きの総合型クラブ」の伸びは低迷し、「24時間ジム」「パーソナルジム」「ホットヨガスタジオ」といった「ニーズに合わせた小型店舗」が増えているといった実態を教えていただきました。また、意外にも「参加率(人口に占める会員数)」はここ数年「3%強」とあまり伸びることなく、欧米にははるかに及ばない状況であり、その原因としては、「健康保険が全国民に浸透していること」、「自治体などによる健康施設が充実していること」等が考えられていると知ることができました。
また、「1964年の東京オリンピック」が契機となった「フィットネス業界」および「セントラルスポーツ社」の歴史についてもご紹介いただき、改めて、「スポーツ」への興味・関心の盛り上がり、国民の「健康増進」への取組みに大きく影響してきていることを確認することができました。
最後に、「働き方改革」に代表される「現代の企業を取り巻く社会情勢」を背景に注目を浴びている「健康経営」についてご紹介いただきました。「健康経営とは、社員の健康を重要な経営資源ととらえ、健康増進に積極的に取組む企業経営のスタイルのこと」とのこと。考えれば、確かに「健康であるかないか」で、企業内においても生産性は大きく異なりますし、わが身に置き換えれば、「健康であってこそ」の充実した仕事生活です。
細谷さんの分かりやすく、説得力のあるお話に、参加者一同、自身の健康管理のあり方について振返り、気持ちを新たにした一時でした。