日時 2020年2月19日(水) 19:00~21:30
場所/茗渓会館4階 新泉の間
参加/53名
話題提供者:志方雅人氏(三井不動産商業マネジメント株式会社 経理部長・情報システム部長)
1983年 第1学群・社会学類 卒業
題目「ショッピングセンター事業環境の変化とチャレンジ」
「産業人会」も新型コロナの影響により本年3月から長期間の休会に入っていますが、その直前であった2月の定例会は、なんと53名という非常に多くの参加者を集めて催されました。それまでの最多人数が38名でしたから、突出した参加者数です。
話題提供者は「三井不動産商業マネジメント株式会社」の志方 雅人(しかた・まさと)さん。「ショッピングセンター事業環境の変化とチャレンジ」というテーマでお願いいたしました。
志方さんは、1983年に社会学類を卒業して「三井不動産株式会社」にご入社。同社の商業施設本部や情報システム部で長年にわたって勤務された後、関連事業部業務グループ長としていくつかのグループ会社の取締役をつとめられました。そして、2013年より現在の会社で「経理部長」「情報システム部長」を兼務という重責を担われています。
「三井不動産商業マネジメント株式会社」は「三井アウトレットパーク」「ららぽーと」を代表とする数多くの大型商業施設の運営管理を行う会社で、当日は、まず「商業施設事業の成り立ち・仕組み」について、三井不動産における考え方をはじめとして、業界他社の位置付けも踏まえ、他では見ることができないような具体的データを交えてご説明いただきました。
また、後半は、「ショッピングセンターが直面するチャレンジ」として、Eコマースの伸長やスマホ・ネイティブと言われるような世代の出現等、激しさを増す現在の市場環境変化に対するショッピングセンターの取組み内容について分かりやすくご紹介いただきました。また、最先端のデータ分析等、最先端のマーケティング手法にも触れていただき、参加者一同、大いに刺激を受ける機会となりました。
あれからそれほど日を置かないうちに「非常事態宣言」が出されました。ショッピングセンターの現場も厳しい期間を過ごされたことと、心を痛めるばかりです。
「産業人会」も再開の可能性を探る日々が続いています。なるべく早い機会に皆さんと再会できますことを心より祈念いたします。