- タイトル
- なぜ昆布は死んでからダシが出るのか
- 著者
- 横浜康継(昭33教大植、昭39院博植)
- 出版社
- インプレスコミュニケーションズ
- 形式
- 電子本(Kindle版)500円
ファイルサイズ1670キロバイト
(紙の本に換算すると約68ページ)
「生きるとは?‐海の森林が教えてくれたこと」という副題が付いている。海藻研究者の著者が震災前後に執筆した『自分さがしの自然観察‐私たちはなぜ生きている?』(生物研究社、B6判210ページ、1、890円)に続いて、電子本で人生を語った。学生時代の思い出話も多く、同窓生には興味深い内容だ。
下田臨海実験センターで34年間を過ごし、同センター長を務め上げた後、宮城県志津川町(合併後は南三陸町)に同地の自然環境活用センター長として招かれた。磯観察や「海藻おしば」を通して広く海洋生物の魅力を発信してきたが、その施設は12年間の記録もろとも津波にのまれてしまった。章ごとに挿入された写真は、かろうじて残った貴重なフィルムである。
同書は「アマゾン」や「楽天」で発売中。インターネットにアクセスして検索・購入・ダウンロードすると、キンドルやスマートフォンなどで読める。
紹介文:北村千代/平9筑二生(茗渓1078号に掲載)