一般社団法人 茗渓会

筑波大学同窓会
筑波大学/東京高等師範学校/東京文理科大学/東京農業教育専門学校
/東京体育専門学校/東京教育大学/図書館情報大学/図書館短期大学
2013年8月6日掲載

学生活動支援事業紹介「筑波レガッタ」

筑波レガッタには4人で1チームとしてご参加いただいており、どなたでも自由にご参加いただけます。現在は筑波大学関係者や土浦市の地域の方にご参加いただいており、良き交流の場になっております。

大会は男子の部、女子の部、男女混合の部の3部に分かれており、それぞれの部で1位から3位までのチームには賞状と賞品を贈呈しております。賞品は土浦市やつくば市の特産品を贈らせていただいております。

大会の2週間前から参加できる事前練習に一度ご参加いただくところから筑波レガッタは始まります。
事前練習の時間は筑波大学漕艇部が通常の朝練習を行っている早朝6時に合わせていただいております。参加者の皆さまはこのような時間から運動をするとは思ってもみなかったようで「久しぶりに早起きをした!」と驚かれることがほとんどです。
早朝の霞ヶ浦では澄んだ水面に昇った朝日が反射し、遠い水平線が輝き始め、言葉に言い表すことができないほどの景観が広がっております。そのような非日常的な環境の中で運動をしながら、私たち筑波大学漕艇部の活動を知っていただきたいと思っております。

事前練習を終え大会に向けた準備を整えていただき、いよいよ大会当日を迎えます。大会当日は1レース約300mの距離を4人で力を合わせて漕ぎます。レースは2、3艇ごとのトーナメント方式で、1チームあたり3、4レース漕ぐことになります。
レースではナックルフォアという艇を使います。これはボート選手が使用している競技用ボートとは異なり、レクリエーション用に考案された安定性の高い安全なものです。4人の漕ぎ手と1人の舵取りが乗ります。舵取りは安全のため部員が務めます。
漕ぎ手は1人1本ずつオールを持ち、舵取りの掛け声に合わせて漕ぎ進めます。4人の息が合った瞬間のスピード感や一体感は言葉では言い尽くせないような気持ち良さがあります。4人の息がぴったり合わなければ体験できない感覚です。これがボート競技の醍醐味でもあります。皆さまにそのような体験をしていただけるよう、部員も張り切って声を掛けさせていただきます。

大会当日は、レースに参加する以外にも昼休みに行われる催し物をお楽しみいただくことができます。
昨年度は土浦市の伝統芸能である亀城太鼓を亀城太鼓保存会の皆さまにご演奏いただき、一昨年度は筑波大学サークルの斬桐舞が演舞を披露しました。どちらも参加者の皆さまからご好評をいただきました。
このように、筑波レガッタはボートレースだけでなく地域の伝統芸能や筑波大学のサークルの発表の場としても活用していただいております。

ここで、昨年度の筑波レガッタで寄せられた皆さまのお声をご紹介します。
「空き時間に他のチームと交流できて良かったです。ありがとうございました。」
「毎年やってくれているので今年で3回目の参加となりました。初勝利できで、ますますレガッタが好きになりました。」
「毎年とても楽しみにしているので、今後も大会が更に発展することを期待しています。」
「めちゃくちゃ楽しかったです。大変かと思いますが来年もぜひ開催して下さい!!」
ほかにも多くのご感想やご意見をいただきました。皆さまからのこのようなお声が私たちの原動力になります。皆さまからのお声を参考に、より満足いただけるような大会にしていく所存です。

私たち筑波大学漕艇部はボート競技における全国大会での入賞を目的とし日々活動しております。部員は大学生活4年間をボート競技に捧げるような変わり者ばかりですが、ボート競技を愛する心と信念を持っています。
残念ながら、私たちの愛するボート競技の知名度は高くありません。
より多くの方にボート競技を親しんでいただけるようなお手伝いをすることが、ボート競技に携わる私たちの使命だと考えております。

一人でも多くの方に水上の世界を知っていただくことが私たちの願いです。
水上には言葉では伝えられない、今まで感じたことのないような感動する世界が広がっています。