なわとびは小学校時代に誰もが1度は経験したことがあると思います。1本の縄さえあればどこでも気軽に行えるなわとびは健康維持や体力水準の向上といった効果があり、今では学校体育の柱となりつつあります。
しかし、なわとびの競技(ロープスキッピング)は日本ではマイナー競技でありあまり知られていません。ロープスキッピングには、①30秒スピード、②3分スピード、③フリースタイルの3種目が主としておこなわれており、その他にもダブルダッチなどの団体戦もあります。30秒スピード、3分スピードは時間内に何回かけ足跳びがおこなえるか、フリースタイルはなわとびのいろんな技を音楽に合わせて跳ぶ演技のことです。
現在私はつくばロープスキッピングクラブという団体に所属し、毎日練習に励んでいます。筑波大学でこの競技をやっているのは私一人しかおらず、練習もほとんど一人でおこなっています。ロープスキッピングの大会はいくつかあり、この1年で私は、全日本選手権大会(12月)、ダブルダッチコンテスト(3月)、単縄大会in京都(6月)、World Jump Rope in Florida(7月)に出場してきました。今回は一番身近におこなわれたWorld Jump Ropeという大会の結果報告をいたします。
2013年7月4日~8日 World Jump Rope in Florida
種目(予選) | 順位 |
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30秒スピード | 4位 決勝進出 |
3分スピード | 6位 |
フリースタイル | 12位 |
三重跳び | 2位 決勝進出 |
種目(決勝) | 順位 |
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30秒スピード | 7位 |
三重跳び | 3位 |
この大会はまだまだ歴史が浅い大会ですが、各国のトップ選手が出場するとてもレベルの高い大会であり、今回日本からは私1人だけ参加してきました。国際大会は年間に何回もあるわけではなく、かなりの緊張とプレッシャーもありましたが、30秒スピードと三重跳び(連続で何回跳べるか)では予選を勝ち上がって決勝に残れたのでよかったです。しかし、自分の実力をしっかり出せればもっと上の順位を目指せたと思うのでこの結果に満足することなく練習に励んでいきたいと思います。この大会は予選と決勝でやりかたが多少異なり、決勝は真っ暗の中ライトアップで縄を跳ぶため、いつもは味わえないような緊張感と達成感を味わえて、すごくいい経験になりました。
今年度はアジア選手権大会inシンガポール(8月)、全日本選手権(12月)と残り大きな大会が2つ残っています。アジア選手権大会では、個人戦(30秒スピード、3分スピード、フリースタイル)の他に、4人チームで組む団体戦(シングルロープスピードリレー、シングルロープペアフリースタイル、シングルロープチームフリースタイル、ダブルダッチスピードリレー、ダブルダッチシングルフリースタイル、ダブルダッチペアフリースタイル)の全9種目に出場してきます。個人戦だけでもいっぱいいっぱいですが、なんとか団体戦も上位に食い込めるように頑張ります!アジアでは香港がかなり強く、クラブチームなどもたくさんあります。日本はようやく世界と戦えるレベルに達してきたので、まずはアジア大会で打倒香港を目標に頑張ってきたいと思います。応援よろしくお願いします。